今まで内緒にしておりましたが(別に隠していたわけではないのですが…)、Three Peaks Wineryのぶどう畑ではマスカットベリーAとかカベルネ・ソーヴィニヨンとかメルロもあったりします。
ちなみに「Three Peaks Winery」は、2013年5月から私個人で運営している農業です。陸前高田市米崎町の3つのりんご園と大船渡市猪川町のぶどう畑を個人事業としてやっています。最初はこの個人事業をそのまま法人化してワイナリーを造る予定でしたが、いろいろな大人の事情でできなくなり、なぜか「Winery」と名前がつく「Three Peaks Winery」が農業、「THREE PEAKS」が製造業というわけのわからない形になってしまいました。。。
大人の世界はややこしいので、この問題を解決するためにはもう少し時間がかかりそうです…。
Three Peaks Winery.
さて、このThree Peaks Winery.
ややこしいですが、りんごとぶどう栽培という農業は年々少しずつ拡大しています。2013年に1つのりんご園を借りたところからスタートし、次の年にはぶどう畑、また次の年には2つ目のりんご園と、現在りんご園の面積は1.5ヘクタールほどでしょうか。米崎町でも面積だけならトップクラスの農家になりました。それを農業未経験だった両親二人にやってもらっています。
(いつか親孝行したいとは思っています。)
そしてぶどう畑。
こちらは苗木が不足しているということと、人でも不足していたため、現在は40aほどの栽培面積です。
2014年当初、実はThree Peaks Wineryのぶどう畑は2つありました。(その前にいろいろと内輪で揉めたりもしましたが…。)一つは今のところ、もう一つは大船渡の観光地「碁石海岸」のキャンプ場の近く。そこに植えていたのがマスカットベリーAとテンプラニーリョ、そしてピノ・ノワールでした。
しかしながら、日本人ならみんな聞いたことはある、小学生の時に習った「やませ」の影響だと思うのですが、思うように成長せず、ほとんどが枯れてしまい3年で断念しました。
【やませ】
偏東風(山背)とは、北日本の(主に東北地方)太平洋側で春から夏(6月〜8月)に吹く冷たく湿った東よりの風のこと。 寒流の親潮の上を吹き渡ってくるため冷たく、水稲を中心に農産物の生育と経済活動に大きな影響を与える。 やませが続いた場合、太平洋側沿岸地域では最高気温が20℃程度を越えない日が続く。。
生き残った3本。
そんな中、やませに耐えた? 3本「マスカットベリーA」、「ピノ・ノワール」、「テンプラニーリョ」各1本ずつがもう一つの畑に移植され、今年初めて実をつけたようです。
そして、カベルネ・ソーヴィニヨンとメルロはなぜあるのかと言うと、あるワイナリーさんが植えようとしたところ余ったらしく、それを購入させていただいたのですが、これがまたはじめに植樹したところは1年後にりんご園になりまして、そこから移植。現在はシャルドネの隣の畑でゆっくりと育っています。(いつになったらワインになるのかわからない…。)
シャルドネの収穫まであと1ヶ月くらい。台風の直撃だけは勘弁してほしいところです。